オフィシャルブログ

見えないブイが航路を示す?航路ブイのバーチャル化とは

皆さま、こんにちは!

 

航路ブイが“見えなくなる”時代?

― 航路ブイのバーチャル化について ―

海の道しるべといえば、航路ブイ。
昼夜を問わず、雨の日も霧の日も、
黙々とその場所に立ち続けてくれる存在です。

そんな航路ブイに、
いま バーチャル化 という新しい流れが出てきていますenpitu02.gif

航路ブイの「バーチャル化」とは?

バーチャル航路ブイとは、
実際のブイを海に設置せず、電子海図やAIS画面上に表示されるブイのこと。

レーダーやECDIS、AIS画面上には
いつも通りブイが表示されるので、
見た目は「そこにある」ように見えます。

でも実際の海面には、
ブイは……ありません。

なぜバーチャル化が進んでいるの?

理由はいくつかあります。

  • 設置・維持コストの削減

  • 台風や荒天で流される心配がない

  • 工事や一時的な航路変更に柔軟に対応できる

  • 危険海域を素早く表示できる

管理する側にとっては、
とても合理的で便利な仕組みです。

「確かに、それは助かるよね」と思う部分も多いです。

でも、現場目線で見ると…

一方で、現場の船員目線では
少し気になる点もありますkao17.gif

それは…
「目で見るブイがない」ということ。

これまで航海士は

  • 海面のブイ

  • 灯質

  • 背景の陸標

を組み合わせて航路を確認してきました。

バーチャルブイになると、
どうしても

hana-ani01.gif画面を見る時間が増える
hana-ani03.gif実際の海を見る時間が減る

そんな傾向が出てきます。

バーチャルブイは「敵」ではない

誤解してほしくないのは、
バーチャル航路ブイ自体が悪いわけではない、ということ。

  • 正しく使えば強力な補助ツール

  • 非常時や一時的な表示には大きな力を発揮

ただし大事なのは、
「頼りすぎない」こと。

リアルなブイ
+ バーチャルブイ
+ 目視
+ 経験

この組み合わせがあってこそ、
安全な航海につながります。

画面の中だけで航海しない

航路ブイのバーチャル化は、
これからさらに広がっていくと思います。

だからこそ、
「画面に出ているから大丈夫」ではなく、
「本当にその海を見ているか」
を大切にしたいですねbikkuri03.gif

今日もどこかの海で、
リアルなブイと、
バーチャルなブイ、
そして人の目が一緒になって
航路を支えていますyotto.gif

株式会社シーステージ
スタッフ一同