皆さま、こんにちは!
長い時間をかけて、ひとつの役目を果たしてきた誠山丸が、
シーステージとしての運航を終えます。
それは突然の出来事ではありません。
けれど、いざその時を迎えると、
胸の奥に静かに広がるものがあります。
当たり前にそこにあった存在。
港に行けば見えるその姿。
現場で何度もすれ違い、関わってきた船。
その“当たり前”が終わるという事実は、
想像していた以上に大きなものです。
数えきれない航海。
積み重ねてきた時間。
言葉にはならない苦労と、乗り越えてきた日々。
誠山丸は、ただ貨物を運んでいたわけではありません。
人の想いと、現場の時間、
ひとつひとつの仕事を背負いながら走り続けてきました。
荒れる海もあったはずです。
順風満帆とはいかない日もあったはずです。
それでも止まることなく、
役目を果たし続けてきたその姿は、
確かな「信頼」そのものでした。
その船が、今、静かにその役割を終えます。
終わりは、やはりどこか寂しい。
けれどそれ以上に、そこには確かな“区切り”があります。
そして今、そのバトンは新たな存在へと受け継がれます。
鋼材船「紺星丸」。
これから社船として、新しい航海を担っていく船。
まだ何もかもが積み重なっていく途中の存在です。
しかしこの船もまた、これまで誰かに大切にされ、
海の上で役目を果たしてきた一隻です。
前のオーナー、そして乗組員の方々が積み重ねてきた時間。
そこには日々の仕事や責任、そして船に対する想いが確かにありました。
私たちは、その見えない積み重ねをしっかりと受け取り、
大切にしながら、この船と向き合っていきます。
船は変わっても、そこに込められてきた想いが消えることはありません。
誠山丸から受け継いだもの。
そして紺星丸がこれまで歩んできた歴史。
その両方を背負いながら、
この船はこれから新たな時間を刻んでいきます。
新しい船が走り出すということは、
ただの交代ではありません。
それは、「次の時代の始まり」です。
誠山丸がいたからこそ、今があります。
そして、紺星丸がいるからこそ、未来は続いていきます。
海の上では、何も語られません。
それでも確かに、航海は受け継がれていきます。
終わりは、終わりではない。
それは、静かに始まる次の物語の、最初の一歩です。

株式会社シーステージ
スタッフ一同