皆さま、こんにちは!
今日はタグボートの「山陽丸」がドック入りしています
せっかくなので今回は、
普段なかなか注目されない“足元”
タグボートの推進器『Zペラ』についてお話ししてみようと思います
タグボートの心臓部
― Zペラ(Z型推進器)って何者? ―
港で大きな船や作業船を押したり、引いたり、くるっと回したり。
そんな縁の下の力持ちがタグボートです
そのタグボートの足元を支えているのが、
今回の主役 「Zペラ(Z型推進器)」。
実はこのZペラ、
普通の船のプロペラとは“考え方”がまったく違うんです!
Zペラってどんな仕組み?
Zペラはその名の通り、
動力の伝達経路が「Z」の形をしています
エンジンの力が
縦 → 横 → 下へ
と伝わり、船底にあるプロペラを回します。
そして最大の特徴がこれ
プロペラ自体が360度ぐるっと回転する
つまり
「舵を切らずに推力を出せる」んです
ぜタグボートにZペラ?
答えはシンプル。
とにかく小回りが命だから。
大型船のそばで作業するタグボートは、
-
数メートル単位の位置調整
-
一瞬で進行方向を変える操作
-
横押し・斜め押し
こうした動きが日常茶飯事。
Zペラなら
前進・後進の切り替えが一瞬
その場で回頭(スピン)も可能
微妙な当て加減も調整しやすい
まさに港内作業のために生まれた推進器です!
操作は簡単?…実は奥が深い
「360度回るなら簡単そう」
と思われがちですが、そこはプロの世界。
Zペラは
出力 × 向き × タイミング
この3つを同時に考えながら操作します
慣れてくると
「船の動きが足裏から伝わる」
なんて表現をする船員さんも。
Zペラを自在に操れる船長は、
港の中ではちょっとした職人です
タグボートの高い機動力は、
この Zペラ があってこそ。
見た目は地味でも、
港の安全
大型船や作業船の曳航や離着岸
海上交通のスムーズさ
すべてを陰で支えています
次に港でタグボートを見かけたら、
「今、Zペラが全力で仕事してるな」
なんて思い出してもらえると嬉しいです

株式会社シーステージ
スタッフ一同