皆さま、こんにちは!
航路ブイが“見えなくなる”時代?
― 航路ブイのバーチャル化について ―
海の道しるべといえば、航路ブイ。
昼夜を問わず、雨の日も霧の日も、
黙々とその場所に立ち続けてくれる存在です。
そんな航路ブイに、
いま 「バーチャル化」 という新しい流れが出てきています
航路ブイの「バーチャル化」とは?
バーチャル航路ブイとは、
実際のブイを海に設置せず、電子海図やAIS画面上に表示されるブイのこと。
レーダーやECDIS、AIS画面上には
いつも通りブイが表示されるので、
見た目は「そこにある」ように見えます。
でも実際の海面には、
ブイは……ありません。
なぜバーチャル化が進んでいるの?
理由はいくつかあります。
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設置・維持コストの削減
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台風や荒天で流される心配がない
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工事や一時的な航路変更に柔軟に対応できる
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危険海域を素早く表示できる
管理する側にとっては、
とても合理的で便利な仕組みです。
「確かに、それは助かるよね」と思う部分も多いです。
でも、現場目線で見ると…
一方で、現場の船員目線では
少し気になる点もあります
それは…
「目で見るブイがない」ということ。
これまで航海士は
を組み合わせて航路を確認してきました。
バーチャルブイになると、
どうしても
画面を見る時間が増える
実際の海を見る時間が減る
そんな傾向が出てきます。
バーチャルブイは「敵」ではない
誤解してほしくないのは、
バーチャル航路ブイ自体が悪いわけではない、ということ。
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正しく使えば強力な補助ツール
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非常時や一時的な表示には大きな力を発揮
ただし大事なのは、
「頼りすぎない」こと。
リアルなブイ
+ バーチャルブイ
+ 目視
+ 経験
この組み合わせがあってこそ、
安全な航海につながります。
画面の中だけで航海しない
航路ブイのバーチャル化は、
これからさらに広がっていくと思います。
だからこそ、
「画面に出ているから大丈夫」ではなく、
「本当にその海を見ているか」
を大切にしたいですね
今日もどこかの海で、
リアルなブイと、
バーチャルなブイ、
そして人の目が一緒になって
航路を支えています
株式会社シーステージ
スタッフ一同