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皆さま、こんにちは!
ついに今年もこの季節がやってきましたね。
そう、台風の季節です
先日、早くも台風2号が発生しました。
ニュースを見て「もう来たの!?」と思われた方も多いのではないでしょうか。
例年だと台風が本格化するのは夏~秋の印象ですが、
ここ数年は梅雨時期から発生することも多く、油断できません
私たちのような船会社や港湾関係者にとって、台風は天気の話では済みません。
天候によっては、
船の入出港スケジュールの変更
積み荷の順番変更
港での荷役作業の中止や延期
といった、さまざまな対応が必要になります。
特に濡れてはいけない貨物(濡禁貨物)を運ぶ場合、
雨・風の強い日は作業が完全にストップすることも珍しくありません。
ベテランの現場スタッフは、天気図を見る目が違います。
気象庁の台風進路予想を見て、
「こりゃ◯日後は西日本アウトだな」
「このコースなら避泊の判断が必要だな」などと、
経験からくる“天気の読み”で早めに手を打っていきます
この「読み」と「段取り」が、台風時の安全と効率を大きく左右するのです。
特に、荷主様や関係先との情報共有のスピードは最重要。
“遅れそうです”という報告が遅れるのが一番困ります
だからこそ、台風シーズンは現場も事務所もピリッとした空気になります。
「台風って、船は動けるんですか?」
よくいただく質問です。
答えは――状況によります。
荒天の中で無理に出港するのは非常に危険です。
だからこそ、事前に「避泊(ひはく)」といって、
比較的安全な湾や港に移動して台風の通過をやりすごすこともあります。
これはまさに、“海の避難所”。
船と乗組員の命を守るための、大事な判断です。
台風のたびに、
「また来たな」「また遅れるな」
という気持ちになるのは正直なところです。
ですが同時に、
自然には逆らえない、だからこそ備える。
この考えは、船の世界では当たり前のことです。
毎年のことだからこそ、
「まぁ、なんとかなるか」ではなく、
「また来たか、準備しよう」と冷静に構える。
それが、海とともに生きる者の姿勢なのだと思います
これから数か月、台風がやってくるたびに、
私たちの業務も“ざわつき”ます
でもその中でも、安全と信頼を守るために、
スタッフ一同しっかり連携し、準備をしていきます。
皆さまも、どうぞ台風接近時は安全第一でお過ごしください。
そして、そんな天気と向き合う私たちの仕事にも、
少しだけ思いを馳せていただけたら嬉しいです
株式会社シーステージ
スタッフ一同