皆さま、こんにちは!
もし、海の上で火事が起きたら。
もし、仲間がけがをしてしまったら。
もし、海に落ちてしまったら…。
陸の上であれば、消防車や救急車がすぐに駆けつけてくれます
しかし海の上では、すぐに助けが来るとは限りません。
だからこそ船で働く人には、
自分たちで安全を守るための訓練が必要になります
そのために行われるのが、
STCW基本訓練です。
STCW基本訓練とは?
STCW基本訓練とは、
船で働く人が必ず受ける安全訓練のことです
世界中の船員が同じ安全基準で働けるように、
国際的なルールとして定められています。
船員として乗船するための、
いわば 「海の仕事のスタートライン」 とも言える訓練です
どんなことを学ぶの?
STCW基本訓練では、船で働くうえで必要な安全の基本を学びます
海に落ちたときの対応
救命胴衣の着方や救命いかだの使い方などを学びます。
実際にプールに入り、水の中での行動を体験する訓練も行われます。
火災への対応
船の中で火事が起きた場合に備え、消火器の使い方や消火方法を学びます。
防火服を着て、実際の火を使った消火訓練も行われます。
応急手当
船の上では、すぐに病院へ行けないこともあります。
そのため、けが人の応急処置や心肺蘇生など、命を守るための基本を学びます。
安全に働くための知識
船内で事故を防ぐための注意点や、安全に作業するための基本的な考え方なども学びます。
こうした訓練を通して、
自分自身と仲間の命を守るための知識と行動を身につけていきます

STCW基本訓練は5年ごとに更新
この訓練は、一度受ければ終わりというものではありません!
船員は 5年ごとに再講習(更新講習)を受ける必要があります。
時間が経つと、どうしても知識や感覚は薄れてしまいます。
そのため定期的に訓練を受けることで、改めて安全意識を確認し、万が一の事態に備えています
新しく追加された訓練
最近、STCW基本訓練には新しい内容も加えられました

応急訓練
事故やけがが発生したときに、
より実践的に対応できる力を身につけるための訓練です。
船の上では、医療機関がすぐ近くにあるわけではありません。
そのため船員自身が応急処置を行う場面も想定されます
この訓練では、
・けが人への応急処置
・事故が起きた際の初期対応
・仲間と協力した救助行動
などを学び、いざという時に落ち着いて行動できる力を身につけます
安全社会訓練
こちらは、船内で安全に働くための意識づくりを目的とした訓練です。
船では多くの乗組員が共同生活をしながら仕事をしています
そのため、一人ひとりが安全について考え、行動することがとても重要になります。
この訓練では、
・事故を防ぐための考え方
・危険に気づく力
・仲間同士で安全を守る意識
などを学びます。
安全は一人では守れません。
船に乗る全員でつくるものなのです。
海の仕事を支える「訓練」
船の仕事は、広い海を舞台にしたとても魅力のある仕事です。
その一方で、安全を守るための準備や訓練も欠かせません。
STCW基本訓練は、
船員として海の世界に入るための大切な第一歩。
そして5年ごとの更新講習を通して、
船員たちは常に安全への意識を新たにしています
海の仕事を支えているのは、
こうした日々の備えと訓練なのかもしれません

株式会社シーステージ
スタッフ一同