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日別アーカイブ: 2025年12月24日

船乗りと錆の終わらない戦い

皆さま、こんにちは!

 

船の豆知識 〜なぜ錆打ち・ペンキ塗りをするの?〜

港に停泊している船や、航行中の船をよく見ると、
乗組員がデッキでペンキを塗っている姿を見かけることがありますyotto.gif

「また塗ってるなぁ」
そう思われることも多いかもしれませんが、
実はこの作業、
見た目をきれいにするためだけではありません。

船は、海水・潮風・雨・紫外線に
365日さらされ続けていますkao-a11.gif

特に海水に含まれる塩分は、鉄にとっては大敵。
放っておくと、あっという間に錆(さび)が広がってしまいますdown.gifdown.gif

そこで行うのが、
「錆打ち」と「ペンキ塗り」ですbikkuri04.gif

まず錆打ち。
ハンマーやワイヤーブラシ等を使って、
浮いてきた錆や古い塗膜を叩き落としますkougu.gif

この作業をきちんとしないと、
どれだけ新しいペンキを塗っても、
下からまた錆が出てきてしまいます。

錆打ちは、いわば船の“下準備”
地味で体力も使いますが、とても大切な工程ですstar.gif

そして、そのあとに行うペンキ塗り。
ペンキは鉄を覆い、海水や空気から守る防護服のような役割を果たしますkira02.gif

ペンキがあることで、錆の進行を遅らせ、船体の強度を保つことができます。

もし錆を放置してしまうと、鉄は少しずつ痩せ、最悪の場合、穴が開いたり、修理に大きな時間と費用がかかることもあります。

錆打ちペンキ塗りは、派手さはありませんが、
船を長く、安全に使うための基本中の基本なのです。

新しい船も、ベテランの船も、同じように手をかけていく。

デッキでペンキを塗る姿は、船を守り、安全運航を支える
日常のひとコマなのかもしれません。

次に港で船を見かけたら、
「また塗ってるな」ではなく、「船を守ってるんだな」と
少しだけ思い出してもらえると嬉しいですkao-a01.gif

株式会社シーステージ
スタッフ一同