皆さま、こんにちは!
先週土曜日をもって、瀬戸内国際芸術祭 2025も閉幕しましたね。
この秋もたくさんのアートと出会い、たくさんの人でにぎわった高松港。
瀬戸芸が終わると、なんだか少しだけ寂しさを感じます。
そんな中、先日スタッフの一人が夕方、高松港へ仕事で行ったときのこと。
仕事を終え、ほっとひと息ついた帰り道。
少し疲れを感じながらも、せっかくだからと港をぶらりと散歩してみたそうです。
港には屋台が出ていて、思わず立ち寄っておでんを注文。
湯気の立ちのぼる熱々のおでんを片手に、
潮風をあびながら、行き交う人を眺め、
近くに停泊する船を見つめながら——
「なんだか、いい時間だった」とのこと。
おでんを食べながら、仕事のこと、家族のこと、そして自分のこれからのこと。
いろんな思いがふと頭をよぎり、
“何もしていない時間”が、とても豊かに感じられたそうです。

ふと顔を上げると、夕陽に染まる空と海の境が溶け合って、
遠くの船のシルエットが金色に浮かんでいました。
その光景を眺めながら、「ああ、この景色が見られる場所で働けているんだな」と、
小さな誇りのようなものを感じたと話していました。
慌ただしい毎日の中で、立ち止まる時間はほんのわずか。
けれど、その一瞬が心を整えてくれることもあります。
瀬戸芸が終わり、少し静かになった高松港での、そんなひとときでした。
株式会社シーステージ
スタッフ一同