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皆さま、こんにちは!
世の中の人が「海運業」と聞いて思い浮かべるのは、
潮風を浴びながら操舵室に立つ、豪快な“海の男”。
でも現実は──
俺、A4の紙に囲まれて、事務所でWordとExcelと戦ってます。
令和のこの時代。
「ペーパーレス化」とか「業務のデジタル化」とか、
なんだか先進的な言葉が飛び交っている。
けど現場では、
印刷、押印、スキャン、メール送信──
で、修正指示が来てまた印刷。
気づけば、机の上は再提出された“最新版”の紙だらけ。
クラウドどころか、紙雲が発生してる。
たとえば、安全関係の提出したときの話。
「大野 樹一郎」と「大野 樹一朗」──どちらも“じゅいちろう”で発音は同じ。
俺:「誤字ってほどじゃないですよね?」
担当:「でも正式書類ですから」
たしかに間違いなんだけど、
印刷→訂正→PDF化→再送…このサイクルが精神を削る。
たまに夢の中でも「Ctrl+P」で印刷してる。
最近の敵は、帳票を自動作成する“謎のExcelマクロ”。
セルを一つ編集したら──
日付が勝手に平成元年に
船名が「第七晃栄丸」になってる
シートが3倍に増殖する
誰が作ったのか分からない。
説明書もない。
もはやこれは、パンドラのファイル。
書類の世界にも“現場力”はある。
ワードでPDFにして社印を合成する技
船主・船長・取引先、それぞれのクセを読み取るスキル
スキャンができないときの対応力。
これ、国家資格にしてくれないかな。
「第一種・現場的対応士」
俺、多分、受かる自信ある。
疲れるけど、
たまに出る“しょうもない笑い”が救いだ。
そんな会話だけで、少し浮かべる。
沈みそうでも、笑ってるうちは沈まない。
船は沈まない。けど俺はたまに紙で沈む
デジタル化は進んでる。でもFAXも進んでる
書類の波も、笑って乗りこなすしかない
さ、今日も電話やメールの対応。
株式会社シーステージ
大野