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皆さま、こんにちは!
昨日、7月1日から「新企画」がスタートしました
この企画では、これまであまり表に出てこなかった
“船員のリアル”を発信していきます
海の上で生きるということ
仲間と笑い合うこともあれば、悩みや不安に向き合うこともある――
そんな日常のひとコマひとコマを、丁寧に伝えていけたらと思っています
株式会社シーステージ公式Instagram
↑クリックしてのぞいてみてください!
さて、今日はその第一歩として、
長年私たちを支えてくれた大切な船、「第八晃栄丸」についてお話させてください
現在、「第八晃栄丸」は”阿南造船”さんにてドック入りしています
船の健康診断のようなこのドックは、点検・整備を行い、再び海へと送り出す大事な工程

でも、今回はいつもとちょっと違います。
実は今回のドックが――
「第八晃栄丸」にとって最後のドックになります。
199トンのバラ積み船「第八晃栄丸」。
瀬戸内海を主な舞台に、
28年という長い月日を、ただひたむきに走り続けてきた船です
時代は変わっても、「第八晃栄丸」はいつも、どんなときも、
私たちと一緒に、海の上を前だけ見て走ってくれました
もちろん、順風満帆だったわけではありません。
ときには機関の不調、悪天候での足止め、
もうダメかもしれない…と思った瞬間もありました
でも、乗組員のみなさんが力を合わせ、知恵を絞り、
声を掛け合って、「第八晃栄丸」を守ってくれました
その努力があったからこそ、今もこうして
「無事に帰ってくる船」でい続けてくれています
そんな「第八晃栄丸」は、来年、“リプレイス”し新造船へとバトンを渡します
機関や構造が古くなった船を、より安全に、より快適にするため、
新しい船へと役割を受け継ぐ――
それはひとつの「引退」であり、「世代交代」でもあります
けれど私たちにとっては、ただの交代ではありません!
一緒に歴史をつくってきた仲間への「ありがとう」と「お疲れさま」を伝える場でもあります。
今回のドックで「第八晃栄丸」は最後のお色直し
外板も塗り直されて、また少し若返ったように見えるかもしれません
あと1年――
「ありがとう」の気持ちを込めて、最後まで全力で海を走ってくれるはずです
もしどこかでこの船を見かけたら、ぜひ手を振ってあげてください
私たちがどんなに時代を進んでも、
こうした「船」と「人」の物語は、きっと変わりません
これからも、新しい船に引き継がれるまでの1年を、
安全に、無事故で、乗組員と共に走り抜けていきます
引き続き、「船員のリアル」もこのブログでお届けしていきますので、ぜひ楽しみにしていてください
株式会社シーステージ
スタッフ一同