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皆さま、こんにちは!
今の時代、どこにいてもスマホで自分の位置が分かるし、船もGPSでピタッと目的地まで導いてくれますよね
じゃあ、灯台なんてもう古いんじゃないかと思っていませんか?
実は、灯台は今も現役。テクノロジーの進化に負けない、重要な存在なんです。
灯台が今も必要な理由 ~目に見える安心感
GPSだけじゃ頼りない瞬間もある
最新のGPSはすごいけれど、すべての状況で完璧に機能するわけではありません。
例えば、天気が悪い日や嵐の中では、GPSの信号がうまく受けられないことも。そんな時、海で「見える目印」として頼れるのが灯台なんです
遠くから灯台の光が見えれば、「あ、ここから先は陸だ」と確信が持てるので、安心して進むことができるんですよ
漁船や小型船にとっての大事な「目印」
大型の船は最新技術がいっぱいですが、小さな漁船やプレジャーボートでは、GPSがないことが多いんです。
そんな時、灯台は夜でも悪天候でも、航路を示してくれる頼れる道しるべ。船が進むべき方向を示してくれる、その存在は本当に大きいんです
灯台の光は「安心」のシンボル
海の上で、特に夜の航行は不安がつきものです。そんな時に見える灯台の光は、船員さんたちにとって安心感を与えてくれます
灯台は、ただの光じゃなくて、船員さんたちの心を支えてくれる存在でもあるんですね
鍋島灯台 ― 150年もの歴史とその技術
さて、そんな灯台の中でも、今回ご紹介させていただきたいので、鍋島灯台(なべしまとうだい)。香川県坂出市の与島にあるこの灯台は、明治時代の象徴的な建物です
イギリスの技術者が設計した近代的灯台
鍋島灯台は、明治5年(1872年)に建設されました。
設計を手掛けたのは、イギリスの技師リチャード・ヘンリー・ブラントン。日本が近代化していく過程で、洋式灯台が必要だとされ、ブラントンがその技術を持ち込んだのです。
その結果、この灯台は日本最初の洋式灯台の一つとして、海を航行する船々の道しるべとなったわけです。
美しいデザインと機能性
鍋島灯台の特徴は、白い御影石で作られた円筒形のデザイン。シンプルで美しい形は、遠くからでも視認しやすいように工夫されています。灯台の高さは9.8メートルで、光は約20km先まで届く強さ。
それだけの距離を照らし、航海中の船を導いてきたんですね。
文化財としての価値
今では重要文化財にも指定され、その価値は単なる灯台の枠を超えています
近代日本の海上交通の安全を支えてきた“歴史的な証人”とも言えるのです。
鍋島灯台 ― 現代の航海でも欠かせない存在
もちろん、鍋島灯台は今も現役で使用されています。
GPSが進化した現代においても、灯台の光は非常に重要な役割を果たしているんです。
一般公開されているので、行ってみよう!
ありがたいことに、鍋島灯台は一般公開されています
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与島パーキングエリアから歩いて約10分の距離にあり、そこからは瀬戸大橋と瀬戸内海の絶景を楽しむことができます。
特に夕日が沈む時間帯は、灯台と海、そして夕陽が織りなす光景は心に残ります
結び ― 灯台は過去と現在をつなぐ「海の守り手」
現代のテクノロジーがどれだけ進化しても、灯台は人々の心に安心感を与える存在であり続けています。
技術が進化した今でも、灯台の光は航海の中で「目に見える指針」として大きな役割を果たしています。
そして、鍋島灯台のように、長い歴史を持ちながら今でも現役で活躍している灯台は、過去と現在をつなぐ貴重な存在。
もし瀬戸内海を訪れる際は、ぜひ灯台に足を運び、その光が意味するものを感じてみてくださいね
株式会社シーステージ
スタッフ一同